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第11回メドック格付け61シャトー水平テイスティング [メドック格付け61シャトー水平テイスティング]

2011年3月26日(土)
時間 19時半開始
参加人数7名

1999ヴィンテージ2級のラスト。
5本全部がサン・ジュリアン。
レオヴィル3兄弟のお出ましです。
(はたして、わたしの仮説“サン・ジュリアンは水っぽい疑惑”は裏付けられるのでしょうか…)
【第11回ワインリスト】
1.フランチャコルタ サテン / ヴェッツォーリ
2.Ch.グリュオ・ラローズ(St.-Julien)
3.Ch.デュクリュ・ボーカイユ(St.-Julien)
4.Ch.レオヴィル・バルトン(St.-Julien)
5.Ch.レオヴィル・ポワフェレ(St.-Julien)
6.Ch.レオヴィル・ラスカーズ(St.-Julien)
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フランチャコルタ サテン NV / ヴェッツォーリ
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サテンは、フランチャコルタの上級キュヴェ。
ブラン・ド・ブラン(シャルドネ50%以上+ピノ・ビアンコ)です。
香りの特徴は、パングリエ&はちみつ感。
サテンという名の通り、きめ細かくてクリーミーな泡。
ガス圧がちょっと低めなので、そこはかとなく甘口でやさしい。
こういう美味しいフランチャコルタを飲むと、シャンパーニュにこだわる必要ないなあって、つくづく思ってしまいます。

Ch.グリュオ・ラローズ(CS57%, M31%, CF7.5%, PV3%, Malbec1.5%)[PP89]
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茶色がかったガーネット色。
熟成が進んできています。
粘性は強い。
焦げた樽の匂い。ベジタルなニュアンス。
少しアニマル臭。
サンジュリアンのナマッとした水っぽい香り。湿潤。
(かつては馬小屋の匂いといわれたこともあるそうな…?)
渋味、鉄分っぽさなどいろいろな要素はあるけれど、あまり厚みのない味わいです。

Ch.デュクリュ・ボーカイユ(CS70%, M25%, CF5%)[PP91]
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ピンクがかったガーネット。
ふちに熟成をあらわす透明感が入っています。
アタックにスモーキーな香り。
ユーカリやミントみたいなスースーする植物。
アフターにクリームのニュアンス。
味はふくよかで厚みがあり、ひじょうに洗練されています。
酸味の質に違いはあるものの、なぜかパルメを想起しました。
サン・ジュリアンという枠にはおさまりきらない絶品。

Ch.レオヴィル・バルトン(CS72%, M20%, CF8%)[PP88+?]
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濃いガーネット。輝きがあります。
粘性がものすごく強い。まだ若々しいのでしょう。
香りは黒系果実の香り。
チョーク、黒土、トリュフ。
味わいは実直で、ドーンと真っすぐに伸びている感じ(この感じ、好きだなあ)。
かつ凝縮感があり、バランスもよい。
華やかさや甘やかさもあります。

Ch.レオヴィル・ポワフェレ(CS65%, M25%, PV8%, CF2%)[PP89]
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果実味があり、エレガント。
わずかにヨード香。
なめらかなメルロの味がします。
酸味もほどほどでバランスがいい。
スルスルと飲みやすく軽やか。
こじんまりとまとまった印象。
これはこれで、たしかに美味しいんだけれど…あんまり楽しくない(笑)

Ch.レオヴィル・ラスカーズ(CS65%, M19%, CF13%, PV3%)[PP93]
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今やスーパーセカンドの筆頭といわれるラスカーズです。
本日のラインナップの中でいちばん色合いが黒い。
香りにはブラックカラント。
酸味もタンニンもまだ生き生きとしています。
並はずれた凝縮感。
スケールが大きく偉大なワインです。
しかし…なんと…わずかに墨のようなカビ臭が。トホホ。残念。

※セパージュは1999年の記録がみつかった場合はそのヴィンテージのものを、それ以外は畑の作付け面積によるものです。
参考までに、パーカー・ポイントを[PP ]であらわしています。

【お料理】
オニエビとホタルイカのマリネ
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真鱈のブランダードと玉ネギのフリット いちじくのソース&フォカッチャ
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アスパラと長ネギとサルシッチャのタリオリーニ
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トトリコ豚と白菜のロースト 松の実とヴィネガーのソース
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サツマイモのプリンとアイスクリーム&カモミールティー
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①ローザン家のガシーとセグラは一卵性双生児でしたが、レオヴィル3兄弟は似ていませんでした。
どれもがそれぞれに個性的。
3兄弟の中ではポワフェレがいちばんおとなしかったです(将来、偉大なワインには化けそうもないw)
ポワフェレはミシェル・ロランがコンサルを務めています。
ロランは、メルロ比率を高めたり、醸造過程で人工的に酸素を入れたりすることで、口当たりがよく、早くから楽しめるワインをつくり出します。
酸やタンニンがこなれてまろやか。
その代償として、やんちゃ坊主が未来の大物に化ける可能性を奪っているのかもしれません。

②結論からいうと、サン・ジュリアンのワインは必ずしもすべて水っぽいというわけではありませんでした。
デュクリュ・ボーカイユ、レオヴィル3兄弟は、どれも素晴らしかったです。
マルゴー村の魅力はエレガントな酸、サン・テステフの魅力はベルベットのようなタンニン、そしてサン・ジュリアンの魅力は、そのバランスのよさにあるように感じました。
わたしが苦手とするナマッとした雨の匂いのするワインは、もしかしたらメルロ比率が高い場合が多いように思います。
サン・ジュリアンの土壌は、一般的にメルロに適していないのではないかとも想像しました。さて、どうなんでしょうね。
パーカーは「不潔なワイン」とのたまい、「馬小屋の臭い」にたとえられるらしい。馬小屋の臭いというたとえのほうが、わたしには実感としてよくわかりませんけれど(笑)

③ハイレベルな2級の中でもとくに印象に残ったワインは、モンローズピション・ロングヴィル・バロンデュクリュ・ボーカイユレオヴィル・バルトンでした。
レオヴィル・ラスカーズの凝縮感とスケールの大きさには圧倒されたものの(そう、間違いなくモンスター・ワインです)、ブショネの気配に凹みました。
(ちょこっとブの気配がするだけで腰が引けてしまう自分も情けないといえば情けないですが…でもダメなんよ。あかんorz)
乞レオヴィル・ラスカーズ、リターンマッチ!!

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コメント 2

いば

すごい!
こんなに沢山のワイン!!
どれもおいしそうですね!
by いば (2011-05-17 23:56) 

ユンヌ・ペルル

いばしゃん
応援のコメント、ありがとうございます。
ひと仕事終わったら、おいしいワインとお食事をご一緒しましょう。

by ユンヌ・ペルル (2011-05-18 22:12) 

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