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「神の雫」 in ジョエル・ロブション・サロン [ワインとお食事の会]

2010年11月26日(金) 
時間 19時半開始
場所 シャトーレストラン ジョエル・ロブション3F個室
参加人数約30名
ゲスト Ch.ル・ピュイ第13代当主 ジャン・ピエール・アモロー氏夫妻
シャトー・ル・ピュイ a.JPG シャトー・ル・ピュイ b.jpg
Ch.ル・ピュイは、TV版『神の雫』の中で、12使徒の頂点に立つ最後のワインとして登場。
ボルドー右岸のコート・ド・フラン地区で、創業以来400年にわたり、一貫して有機無農薬栽培、酵母・補糖・清澄剤などの添加物を使わないワインづくりを続けてきたそうです。
Ch.ル・ピュイのシャトー蔵出しワイン&ロブションのお料理による究極の「神の雫」ワイン会です。

【ワインリスト】
1. Ch.ル・ピュイ ブラン《マリー・セシル》2009
2. Ch.ル・ピュイ《バルテレミ》2001
3. Ch.ル・ピュイ《バルテレミ》2000
4. Ch.ル・ピュイ《バルテレミ》1999
5. Ch.ル・ピュイ 1970
6. Ch.ル・ピュイ 1955
シャトー・ル・ピュイ c.JPG

Ch.ル・ピュイ ブラン《マリー・セシル》2009
セミヨン100%
有機栽培・ビオディナミ。酵母、補糖、清澄剤、SO2などの添加物不使用。
225ℓ小樽のバリックで熟成。ろ過はしません。
シャトー・ル・ピュイ 01.JPG シャトー・ル・ピュイ 02.JPG
かなり濃い黄金色。きれいに澄んでいます。
シャンパーニュのような熟成香が少し。
アプリコットやハチミツなどの貴腐の香り。
樽からくるウイスキーっぽいニュアンス。
香りは甘く、ゴージャスです。
味わいは意外とさらりとした辛口。
Ch.ディケムの辛口ワイン、Y(イグレック)のミニ版みたい。

アーモンドロティ ほのかにニンニクを香らせたブランマンジェにフレッシュチーズのエスプーマとシブレットオイル
シャトー・ル・ピュイ d.JPG
マスカルポーネチーズに香り高いオリーブオイル。
ニンニク風味は強めです。

あいかわらず美味しいパン
シャトー・ル・ピュイ e.jpg シャトー・ル・ピュイ f.jpg
あいかわらず同じチョイス(笑)
(左から)ライ麦のバゲット、ミルクパン、バジルのフォカッチャ

キャビア 雲丹と共に甲殻類のコンソメゼリー なめらかなカリフラワーのクレーム
シャトー・ル・ピュイ g.JPG シャトー・ル・ピュイ h.JPG
ロブションのスペシャリテから冷たい前菜一品。
まさに芸術です。
甲殻類のジュレにやさしく包まれたキャビアと雲丹。
その上層に、カリフラワーとバターの香りがするなめらかクレーム。
グリーンの点々は、わずかに苦味を感じさせるアクセント。
これ、何でしょう?

赤ワインのセパージュは、メルロ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン12%、カベルネ・フラン2%、カルメネール1%が基本。
《バルテレミ》は有機無農薬栽培+ビオディナミ+添加物一切不使用でつくられます。
Ch.ル・ピュイ《バルテレミ》2001
シャトー・ル・ピュイ 03.JPG シャトー・ル・ピュイ 04.JPG
少し透明感を帯びたルビー色。
粘性は強い。
フランボワーズのように赤く小さな果実の香り。
キノコや腐葉土。
酸味は中庸。
味わいは森閑として静謐。
ブルゴーニュみたいな優美さです。
今が飲みごろのピークのように見受けられました。
これ、ロブションのレストランで、お手頃価格でいただけるものなんですよね。

Ch.ル・ピュイ《バルテレミ》2000
シャトー・ル・ピュイ 05.JPG シャトー・ル・ピュイ 06.JPG
華やかなピンクがかったガーネット。
ブラックチェリーやブラックベリーの香り。
美味しそうなバニラ風味。
まだ還元香もあります。
2001ヴィンテージと時間が逆転したような若々しさ。
見た目どおり、凝縮感があり、パワフルな味わい。
これから先が楽しみです。
タンニンが柔らかいところはすべてのヴィンテージに共通。

Ch.ル・ピュイ《バルテレミ》1999
シャトー・ル・ピュイ 07.JPG シャトー・ル・ピュイ 08.JPG
濁った外観。
茶紫色の澱が待っています。
しっとりと雨の匂い。
「1999のボルドーは雨の多い年だったのでは...」と想像してみます。
セラーで、あるいは食卓で、アモロー夫妻はそのヴィンテージの思い出話をしながら、このワインをテイスティングするのでしょうか。
それは生産者や醸造家にだけ許された特権。贅沢なひととき。
羨ましい❤
玉村豊男さんになりたい!(笑)

活オマール海老 ローストにしてソースシベと秋野菜を添えて
シャトー・ル・ピュイ i.JPG
ブルターニュから空輸されたオマール。
ソースシベは、オマールの殻と赤ワイン、フォン・ド・ヴォー、コニャックを使ったソースで、これはオマールと赤ワインの仲人さん(このソースもロブション氏のスペシャリテです)
付け合わせとして、京にんじん、根セロリ、いんげん、穂じそが添えてあります。

トラディショナルなCh.ル・ピュイは、有機無農薬栽培+ビオディナミ(1990年〜)+添加物不使用(少量のSO2を除く)でつくられます。
Ch.ル・ピュイ 1970
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透明感をたたえたあかね色。
ほんのりマディラ香がなまめかしい。
いろいろな要素が詰まっていて複雑です。
なにしろ40年物ですから。
ひと言でいって「妖艶」
もう限界いっぱいと思いきや、ずっと待っても落ちません。

Ch.ル・ピュイ 1955
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ふちが5ミリ程も透明になっています。
サンテミリオンに似たメルロ熟成の香り。
タンニンはベルベットではなく、シルクのやわらかさ。
酸味も最高にエレガントです。
うんまい!
香りも味わいも、1970より若い印象。
これで熟成55年ですか…
ブドウ本来のもつ力をまざまざと見せつけられた思いです。

仔羊 パストラル風にローストし、ポテトのピュレとハーブのサラダを添えて
シャトー・ル・ピュイ j.JPG
72℃のお湯に入れる真空調理で、中心部54〜64℃に火入れされたロゼ色の仔羊はやわらか〜〜
お肉に過度のストレスを与えずにやさしくロースト。
それって、温泉に入っているうちにいつの間にか…みたいな?(笑)
自信作のソースは仔羊のジュのみ。
チーズ風味の隠し味が感じられるポテトのピュレ(これもロブション氏のスペシャリテ)
なめこのように見えるのは、今が旬のジロール茸です。食感がgood♪

アヴァンデセール
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アプリコットのジュレだった。。。と思う 汗)

マロンの軽いクリーム ラム酒のジュレとミルクのアイスを包み込んで
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ラム酒とマロンのハーモニー。
サクサクとした、どん兵衛かき揚げ風の(?)メレンゲがのっています。

カフェ&小菓子
シャトー・ル・ピュイ m.jpg シャトー・ル・ピュイ n.JPG

400年間も有機無農薬栽培を続けてきたということは、生物の営みによってブドウの樹を育ててきたということ。究極のエコシステムです。
Ch.ル・ピュイは、ボルドーの有名シャトーではありませんが、類いまれなる土壌の持ち主、と言えるでしょう。
その土から産する無添加のワインは、ナチュラルで自然体で、クラシックにして高貴。
自然の恵みをそのまま体現しているからこそ、これほど明確にヴィンテージの違いが出せるのだと思います。
どのヴィンテージにもそれぞれの個性があり、すべてのワインでバランスがいい。
ブドウの樹の潜在能力とは、こういうものなのだと教えられました。
人間業ではありません。人智を超えた「神の雫」です。
わたしは「ワインの真実」に、また1歩近づけたような気がしました。
 ***
お料理は、ロブションのスペシャリテが目白押しで嬉しい限り。
本日のワイン会では、スペシャリテをとるかマリアージュをとるかで、スペシャリテに軍配を上げたようです。
あるいは、Ch.ル・ピュイはボルドーとしては想像以上の繊細さだったのかもしれません。
(船便での輸送に耐えうるかどうかという不安は残りますが…でもきっと杞憂ですね。半世紀の時間さえ超えられるワインですから。ちなみに、ドメーヌ・ルロワと同じくロウ栓です)

シャトー・ル・ピュイ o.JPG シャトー・ル・ピュイ p.JPG
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