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第134回ワイン会 [Y氏ワイン会]

2010年11月4日(木)
時間 19時半開始
参加人数14名

コント・ラフォンのムルソー研究です。
4つの畑のグッド・ヴィンテージをほぼ水平で。
(クロ・ド・ラ・バール以外はすべて1er Cruです)
【ワインリスト】
1.ルネ・コラール 1975
2.ムルソー ペリエール 1996 / コント・ラフォン①
3.ムルソー シャルム 1996 / コント・ラフォン①
4.ムルソー クロ・ド・ラ・バール 1996 / コント・ラフォン
5.ムルソー グット・ドール 1995 / コント・ラフォン
6.オスピス・ド・ボーヌ ムルソー ジュヌヴリエール キュヴェ・ボド 1996 / ベルナール・モレ
7.ムルソー ポリュゾ 1994 / メゾン・ルロワ
8.ムルソー ジュヌヴリエール 1979 / メゾン・ルロワ
9.ヴォルネイ サントノ1989 / ジョセフ・ドルーアン
10.ムルソー シャルム 1996 / コント・ラフォン②
11.ムルソー ペリエール 1996 / コント・ラフォン②
12.Ch.シュデュイロー 1970 
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ルネ・コラール 1975(PM80%以上+Ch)
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ルネ・コラールはヴァレ・ド・マルヌのRM
ピノ・ムニエ主体の珍しいシャンパーニュです。
泡はほとんど消えて、時おり立ちのぼる程度。プリチ〜♪
口にふくむと不思議…キリッとした強い泡を感じます。
青リンゴやマスカットなどのフルーツの香り。
甘味はソフトで和三盆風。
若々しくさわやかな味わいは、35年ものシャンパーニュとは信じられません。

ムルソー 1er Cru ペリエール 1996 / コント・ラフォン①
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光り輝く黄金色。
澱がフニクリ・フニクラ躍ってます。
ほどよく利かせた樽とわずかに燻した煙の香り。
味はピュリニーみたいな堅牢さとミネラル感。
酸が力強く、まだ硬い印象。
でも全体のバランスがいいので、のっけからとても美味しい。
だんだん開いてくるとオレンジっぽい香りも感じられました。

ムルソー 1er Cru シャルム 1996 / コント・ラフォン①
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やはり澱がいっぱい舞っています。
酒質は大柄で開放的。たっぷり感。
ふくよかで豊潤。外向的。
コシは強いのに、口あたりがソフトな酸です。
わたしが抱くムルソーのイメージにいちばん近い。
樽の上手な利かせ方はペリエールと同じですが、さらにバランスがいいようです。

ムルソー クロ・ド・ラ・バール 1996 / コント・ラフォン
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色は4つの畑の中でいちばん薄い。
色の濃い順に—
シャルム>ペリエール>グットドール>クロ・ド・ラ・バール
樽香は抜けてボヤけています。
シェリーのような熟成香が強く、個性的なゴマ風味。
好みの分かれるところかもしれません。
1er Cruの兄貴分たちに囲まれると、全体にゆるい。
落ちるのが早い一方、 酸味はずっと元気です。

ムルソー 1er Cru グット・ドール 1995 / コント・ラフォン
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アタックにくる強い樽のインパクト。
それが去ったあとの柑橘系フルーツ。白い花。
このメンバーで比較すると、華やかでチャーミングな香りです。
口に含めば、ひじょうに透明感のある酸。
香り高くエレガント。
これがムルソーど真ん中の味だそうです。

オスピス・ド・ボーヌ ムルソー 1er Cru ジュヌヴリエール キュヴェ・ボド 1996 / ベルナール・モレ
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ジュヌヴリエールの畑は、ペリエール、シャルムと並ぶムルソー三羽がらすの1羽(?)
香りの特徴はナッツ風味。
味わいは豊かで美味しいムルソーです。
酸味は細く、香りも味わいもやや平板。
お料理に合わせやすそう。
かわいそうに。不運でしたね、居並ぶ相手が凄すぎて。

ムルソー 1er Cru ポリュゾ 1994 / メゾン・ルロワ
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とても粘性が強いです。
揮発性の香りが、若さをあらわしています。
独特のスパイシーさ。
酸がきれい。
こんなに繊細なルロワのムルソーははじめて。
余韻は短めでした。

ムルソー 1er Cru ジュヌヴリエール 1979 / メゾン・ルロワ
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少しパイナップル風の香り。
プラス貴腐香。
ポンッと丸く包まれたようなバランスよい味わい。
アフターに、まあバレない程度の(笑)微カビ臭。

ヴォルネイ 1er Cru サントノ 1989 / ジョセフ・ドルーアン
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サントノは酸味系ヴォルネイではありません。
華やか系ヴォルネイです。
果実味が強く美味しいけれど、まだ若い感じです。
ここの畑は、「ムルソー・サントノで生産される赤ワインは、ヴォルネイ・サントノ
を名乗ることができる」というワイン試験に出題されるアレです。
ちなみに同じ畑で生産される白ワインはムルソー村名です。

ムルソー 1er Cru シャルム 1996 / コント・ラフォン②
ムルソー 1er Cru ペリエール 1996 / コント・ラフォン②
ペリエールとシャルムのそれぞれ2本目です。
1本目とのボトル差は、ほぼありませんでした。
供出順を入れ替えてくださったので、よりよく観察できて面白かったです。
ミネラル感が強く、まだ熟成に時間がかかりそうなペリエールのほうが、ポテンシャルは上。
でも今この場では、シャルムのほうが飲みごろだったように思います。

Ch.シュデュイロー 1970(Se90%, SB10%)
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みごとな紹興酒色です。
味わいの特徴は、草原を吹きわたる一陣の風。
以前に1996ヴィンテージを飲んだときにもそう感じました。
古酒になっても、さわやかさは健在です。
カラメル風味も上品で美味しい。

【お料理】
カキの冷製 サザエのブルゴーニュ風 ブランダードのフリット&パン
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サーモンのパイ包み焼き ソース・ショロン
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リブアイ・ステーキ 旬のキノコ添え
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ブランデー風味のクレームブリュレ
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ラフォンの4つの畑についてのコメントは、あくまで比較した場合の差異です。
それぞれのテロワールの魅力を最大限に引き出しながら、通底には一貫したラフォンの美学が流れている。そんなふうに感じました。
いつか「そのまんまラフォン」とか言ってゴメンネ(笑)
わたしもやっとコント・ラフォンを好きになりました。
(これまで正直、なぜそんなに人気があるのか理解できませんでした)
主催者さま、ありがとうございました。
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ラフォンはムルソーの畑のことを本当によく知り尽くしています。
ルロワはどこの畑でワインをつくっても美味しいし、テロワールの味わいもちゃんとするけれど。そして、わたしはルロワが大好きだけれど。
やはり「ムルソーのことはラフォンに聞け!」と言いたくなりました。
(もちろん、ムルソーの素敵な生産者は他にもいますが)

第128回コルトン・シャルルマーニュの会のとき、ルロワもルーミエもとても美味しかったです。
でも、やはりコルトン・シャルルマーニュはルイ・ラトゥールやボノー・デュ・マルトレイを飲むべきであり、それではじめて得心がいくと痛感しました。
ボーヌのことはジョセフ・ドルーアンに聞け!
モレ・サン・ドニのことはデュジャックやポンソに聞け!
シャンボール・ミュジニーのことはルーミエやヴォギュエやミュニエに聞け!
(かな? もちろん他にもいっぱいいっぱいいます)
   ***
その畑にはその畑を得意とする生産者がいて、その畑を知り尽くしている。
彼らがテロワールを通して、わたしたちを大地へと導いてくれる。
わたしたちはテロワールを通して大地と、ひいては地球とつながっている。
これが美味しいワインを飲んだときの幸福感の1つであるような気がします。
ミジンコ人間は、そんなふうに想像しました。
ラフォンのおかげで(小さな小さなミジンコのように)わたしは水と土を味わい、地球を味わうことができました。

【アンケート結果】(14名参加で、1人持ち点10点)
1位 44点 ムルソー ペリエール 1996 / コント・ラフォン
2位 28点 ムルソー ジュヌヴリエール 1979 / ルロワ
3位 20点 ムルソー グット・ドール 1995 / コント・ラフォン
4位 18点 ムルソー シャルム 1996 / コント・ラフォン
5位 11点 ヴォルネイ サントノ 1989 / ジョセフ・ドルーアン

【わたしの配点】
3点 ムルソー ペリエール 1996 / コント・ラフォン
3点 ムルソー シャルム 1996 / コント・ラフォン
3点 ムルソー グット・ドール 1995 / コント・ラフォン
1点 Ch.シュデュイロー 1970

【第134b回ワイン会のアンケート結果Best3】
(この結果をわたしのコメントと合わせて見ると、かなり笑っちゃいます)
①ムルソー プレ・ド・マンシュ 1990 / ドメーヌ・ドーヴネ
②ムルソー ペリエール 1996 / コント・ラフォン
③オスピス・ド・ボーヌ ムルソー シャルム キュヴェ・アルベール・グリヴォー 1983 / メゾン・ルロワ

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通りすがり

ルロワのムルソーという場合にはドーヴネイでなければ無意味?
ルロワと白キャップムルソーって実は相関性ゼロですよね?
ドーヴネイのムルソー村名以上ならラフォンが瞬殺されたことでしょう…
by 通りすがり (2010-11-17 19:08) 

ユンヌ・ペルル

Certainly,sir.
ただし、このワイン会のアンケート結果では(多数決的には)、プレ・ド・マンシュ1990はラフォン軍団に届かないのではないかと予想しています。 ↓
http://gaudichots.blog.so-net.ne.jp/2010-11-07#more

結果がとても楽しみです(人ごとなのにw)
by ユンヌ・ペルル (2010-11-17 23:07) 

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